カナダに2年半生活して私が感じたカナダの良いところをまとめてみました。今のところカナダでの生活は心地よく、とても満足しています。
1、生活の心地よさ
私がカナダのどこが最も好きかというと、ここに住む人間のフレンドリーさ、優しさ、大らかさ、礼儀正しさ、そして彼らと付き合ううちにこの国での生活の平和さを感じます。人ごみは少なく、争いごともあまりありません。場所にもよりますが、比較的治安も良いです。毎日の生活の中で、空気が綺麗なのはもちろんですが、なんとなく生活の心地よさ、気持ちよさを感じます。たとえば仕事も日本の会社のように夜まで仕事をすることはなく、8時間以上は仕事をせずに帰宅し、残りの時間を家族と過ごします。
2、医療・福祉
医療制度などの福祉はしっかりしています。例えば病院は出産を含めてすべて無料です。医師不足と医療の質が問題にはなっていますが、世界的にみて大きく劣るわけでもなく、政府が安定した福祉国家を目指していると言えます。公共施設も無料、もしくは安価で利用できるものが多いです。国民年金、企業年金なども案定しています。
カナダ人は、どんな人でもどんな病気にいつかかるかわからないし、防げない病気もあるので、国民はいつでも自由に医療を平等に受けられるべきである、と考えます。ただ、その医療を支えているのは国民の税金なので、病気していない人が病気した人にお金を払ってあげる、つまり医療費を国民全体でシェアしている、ということになります。
3、物価
レストラン、自動車など、日本よりも物価が高いものもありますが、全体的にはカナダのほうが安いです。物価を比較するときに気をつけないといけないのが、国民平均給与に対する物価です。たとえば、国民平均給与の何年分で4LDKの家が買えるか、ということです。それを考慮しても、カナダのほうが物価は安いと言えます。最も大きい差があるのが住宅費です。例えば首都のオタワから車で10分離れたところで、3500万円で5LDKの豪邸が買えます。そのような豪邸でなくとも、オタワから30分離れたところですと、1500万円程度の家が平均的で、私の感触としてはオタワ市の平均給与の約5年分でそのような家が買えます。東京、大阪などの都会に住んでいる方は驚かれるでしょう。
4、政治・経済の安定
カナダの政治・経済、とても安定しています。もちろん問題がないわけではないですし、バブルがはじけて大きく経済が発展することはありませんが、あまり下降することもないです。経済力ではアメリカ、日本に劣ります。しかし一人あたりのGDPは日本より高く、世界的にみても、安定性が強いです。これは国民の教育レベルが高いことが大きな理由で、国の将来にとってとても重要なことです。G8の中でカナダは経済を牽引している国と見られており、海外からの投資も増えています。
5、旅行
カナダの人は、旅行によく行きます。カナダに住む日本人も、ウィスラー、カナディアンロッキー、ナイアガラ、ロレンシャン高原など、自然の多い観光地へ出かけます。ウィンタースポーツ好きにはスキー場、スケート場がたくさんあります。人間が作ったものを楽しむよりも、自然を楽しむ旅行スポットが多いのがカナダです。
私の家から15分北へ行ったところにスキー場があります。そのスキー場はケベック州にあるのですが、ちなみにケベック州の道路では標識が全てフランス語のみですので、道路標識を理解できる程度のフランス語を覚えておく必要があります。そのスキー場の駐車場はとても小さく、200台程度しか停められません。よってスキー場も空いています。日本のスキー場と同じような感じですが、とにかく空いているので、滑っていても周りに人がいません。みんなどこ行ったの?と心配になってしまうほどです。また、日本のスキーヤーのように、ファッションを楽しむ人はあまりいません。スキーを純粋にスポーツとして楽しんでいる感じです。あまり音楽も流れていません。もちろんその時の天候によりますが、やはり雪質はとても良く、滑りやすいです。カナダだからといって特に難しいコースが多いわけではなく、日本のスキー場よりも横幅が広く、雪質も良いので、難しくありません。そして、山頂から見る景色は格別です。見えるものはすべて自然のもので、道路や建物などの人工で作られたものがほとんど見えません。
6、食事
カナダでいくつかのレストランへ行くうちに面白い事実に気づきました。これはまずい!口に合わない!と感じたことが、アメリカに比べて、あまりないのです。アメリカで私が感じたことは、おいしいレストランはものすごく美味しいですが、まずいところはものすごくまずいのです。それに比べると、カナダではどこへ行っても、あまり大きく外すことはありません。会社でもカフェテリアがあり、ランチを毎日食べていたが、悪くはないです。ケベック州のレストランでは、フランス料理に似たケベック料理を食べられます。また、スーパーで購入する野菜、肉、魚、果物は、とても新鮮です。カナダ人にこのことを話しても、他の国の事情をあまり知らないこともあり、カナダの食料が特別新鮮で美味しいとは思っていないようです。
一応カナダの良いところに入れましたが、もちろん私は日本人ですので、毎日とる食事は日本食のほうが合うのは事実です。その日本食ですが、アメリカでもカナダでも、大きな都市ではほとんど手にはいります。お米、麺類はもちろん、納豆、山芋、日本から輸入の冷凍魚などまで売っています。
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1、生活の心地よさ
私がカナダのどこが最も好きかというと、ここに住む人間のフレンドリーさ、優しさ、大らかさ、礼儀正しさ、そして彼らと付き合ううちにこの国での生活の平和さを感じます。人ごみは少なく、争いごともあまりありません。場所にもよりますが、比較的治安も良いです。毎日の生活の中で、空気が綺麗なのはもちろんですが、なんとなく生活の心地よさ、気持ちよさを感じます。たとえば仕事も日本の会社のように夜まで仕事をすることはなく、8時間以上は仕事をせずに帰宅し、残りの時間を家族と過ごします。
2、医療・福祉
医療制度などの福祉はしっかりしています。例えば病院は出産を含めてすべて無料です。医師不足と医療の質が問題にはなっていますが、世界的にみて大きく劣るわけでもなく、政府が安定した福祉国家を目指していると言えます。公共施設も無料、もしくは安価で利用できるものが多いです。国民年金、企業年金なども案定しています。
カナダ人は、どんな人でもどんな病気にいつかかるかわからないし、防げない病気もあるので、国民はいつでも自由に医療を平等に受けられるべきである、と考えます。ただ、その医療を支えているのは国民の税金なので、病気していない人が病気した人にお金を払ってあげる、つまり医療費を国民全体でシェアしている、ということになります。
3、物価
レストラン、自動車など、日本よりも物価が高いものもありますが、全体的にはカナダのほうが安いです。物価を比較するときに気をつけないといけないのが、国民平均給与に対する物価です。たとえば、国民平均給与の何年分で4LDKの家が買えるか、ということです。それを考慮しても、カナダのほうが物価は安いと言えます。最も大きい差があるのが住宅費です。例えば首都のオタワから車で10分離れたところで、3500万円で5LDKの豪邸が買えます。そのような豪邸でなくとも、オタワから30分離れたところですと、1500万円程度の家が平均的で、私の感触としてはオタワ市の平均給与の約5年分でそのような家が買えます。東京、大阪などの都会に住んでいる方は驚かれるでしょう。
4、政治・経済の安定
カナダの政治・経済、とても安定しています。もちろん問題がないわけではないですし、バブルがはじけて大きく経済が発展することはありませんが、あまり下降することもないです。経済力ではアメリカ、日本に劣ります。しかし一人あたりのGDPは日本より高く、世界的にみても、安定性が強いです。これは国民の教育レベルが高いことが大きな理由で、国の将来にとってとても重要なことです。G8の中でカナダは経済を牽引している国と見られており、海外からの投資も増えています。
5、旅行
カナダの人は、旅行によく行きます。カナダに住む日本人も、ウィスラー、カナディアンロッキー、ナイアガラ、ロレンシャン高原など、自然の多い観光地へ出かけます。ウィンタースポーツ好きにはスキー場、スケート場がたくさんあります。人間が作ったものを楽しむよりも、自然を楽しむ旅行スポットが多いのがカナダです。
私の家から15分北へ行ったところにスキー場があります。そのスキー場はケベック州にあるのですが、ちなみにケベック州の道路では標識が全てフランス語のみですので、道路標識を理解できる程度のフランス語を覚えておく必要があります。そのスキー場の駐車場はとても小さく、200台程度しか停められません。よってスキー場も空いています。日本のスキー場と同じような感じですが、とにかく空いているので、滑っていても周りに人がいません。みんなどこ行ったの?と心配になってしまうほどです。また、日本のスキーヤーのように、ファッションを楽しむ人はあまりいません。スキーを純粋にスポーツとして楽しんでいる感じです。あまり音楽も流れていません。もちろんその時の天候によりますが、やはり雪質はとても良く、滑りやすいです。カナダだからといって特に難しいコースが多いわけではなく、日本のスキー場よりも横幅が広く、雪質も良いので、難しくありません。そして、山頂から見る景色は格別です。見えるものはすべて自然のもので、道路や建物などの人工で作られたものがほとんど見えません。
6、食事
カナダでいくつかのレストランへ行くうちに面白い事実に気づきました。これはまずい!口に合わない!と感じたことが、アメリカに比べて、あまりないのです。アメリカで私が感じたことは、おいしいレストランはものすごく美味しいですが、まずいところはものすごくまずいのです。それに比べると、カナダではどこへ行っても、あまり大きく外すことはありません。会社でもカフェテリアがあり、ランチを毎日食べていたが、悪くはないです。ケベック州のレストランでは、フランス料理に似たケベック料理を食べられます。また、スーパーで購入する野菜、肉、魚、果物は、とても新鮮です。カナダ人にこのことを話しても、他の国の事情をあまり知らないこともあり、カナダの食料が特別新鮮で美味しいとは思っていないようです。
一応カナダの良いところに入れましたが、もちろん私は日本人ですので、毎日とる食事は日本食のほうが合うのは事実です。その日本食ですが、アメリカでもカナダでも、大きな都市ではほとんど手にはいります。お米、麺類はもちろん、納豆、山芋、日本から輸入の冷凍魚などまで売っています。
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2012/09/22(土) 04:43:00 | | #[ 編集]
あはは、そこまで真剣なんですね。まあカナダもアメリカも両方住んでみて、両方、一長一短だと思いますが、個人的に、全体的にはカナダのほうが好きです。ただカナダのほうが完全にアメリカより良い、とも言い切れません。今度、カナダについて悪いところ、について書きたいと思っています。よかったらアメリカについての良いところ、悪いところについて、マサルさんの考え、聞かせていただけたらな、と思います。
カナダ移住についてですが、私の場合、会社が最初の6年間のWorkPermit、その後の永住権を弁護士を雇ってケアしてくれているので、問題ありません。つまり、まず仕事があれば問題ないということだと思います。また、仕事がなくても、永住権を直接申請することができます。SkilledWorkerについてはポイント制になっています。想像ですが、マサルさんなら取れるのでは?ただ色々手続きは大変です。こちらカナダImmigrationのサイトです。
http://www.cic.gc.ca/english/immigrate/index.html
健康保険は、こちらでWorkPermitもしくは永住権で働いていればもらえます。つまり医療は無料となります。ワーキングホリデーや留学ビザで来ている人は対象にはなりません。
カナダ移住についてですが、私の場合、会社が最初の6年間のWorkPermit、その後の永住権を弁護士を雇ってケアしてくれているので、問題ありません。つまり、まず仕事があれば問題ないということだと思います。また、仕事がなくても、永住権を直接申請することができます。SkilledWorkerについてはポイント制になっています。想像ですが、マサルさんなら取れるのでは?ただ色々手続きは大変です。こちらカナダImmigrationのサイトです。
http://www.cic.gc.ca/english/immigrate/index.html
健康保険は、こちらでWorkPermitもしくは永住権で働いていればもらえます。つまり医療は無料となります。ワーキングホリデーや留学ビザで来ている人は対象にはなりません。
2007/01/07(日) 13:28:25 | URL | Mapleくん #tHX44QXM[ 編集]
また、こんにちは!この医療のことを聞いたとき真剣に近い将来カナダへ移ろうかWifeと相談しました。(笑)今春ミネソタ州に遊びに行く予定があるので、ちょっとカナダへもよってみようかと思っています。カナダ移住の最低条件みたいなものはあるのですか?(もちろん仕事以外のことですが。)それと、この医療というのはただ移住しただけで勝手についてくるものですか?
いろいろ聞いてすみません。ブログに載せたくないようでしたら、上のメールアドレスにでも連絡ください。どうもありがとうございます!
それでは、また!
いろいろ聞いてすみません。ブログに載せたくないようでしたら、上のメールアドレスにでも連絡ください。どうもありがとうございます!
それでは、また!
コメント第一号、ありがとうございます。まだブログを立ち上げたばかりで、これからどんどん意見をいただけたらと思っています。
医療については、アメリカからカナダへ引っ越したときに、本当にびっくりしました。出産までほんとに全て無料です。アメリカは医療費が高いために貧困層が保険をもてず、病院へ行けないという状況ですよね。これはまあ実力主義の副作用、といってしまえばそうなのかもしれませんが、カナダ人に言わせると、医療とはどんな人でもいつでも自由に受けられるべきものであって、そのような保険のない状況というのはありえない!と言います。ただ、その医療を支えているのは国民の税金なので、まあ病気していない人が病気した人にお金を払ってあげている、ということなのですが、僕は比較的健康ですが、このシステム、いいと思います。自分だっていつ病気にかかるか、わからないわけですから・・・
医療については、アメリカからカナダへ引っ越したときに、本当にびっくりしました。出産までほんとに全て無料です。アメリカは医療費が高いために貧困層が保険をもてず、病院へ行けないという状況ですよね。これはまあ実力主義の副作用、といってしまえばそうなのかもしれませんが、カナダ人に言わせると、医療とはどんな人でもいつでも自由に受けられるべきものであって、そのような保険のない状況というのはありえない!と言います。ただ、その医療を支えているのは国民の税金なので、まあ病気していない人が病気した人にお金を払ってあげている、ということなのですが、僕は比較的健康ですが、このシステム、いいと思います。自分だっていつ病気にかかるか、わからないわけですから・・・
2007/01/07(日) 10:59:41 | URL | Mapleくん #e8dqewdg[ 編集]
こんにちは!コメントありがとうございました。ホントに僕と共通点がありますね。励みになります。ところで、医療が無料というのはいいですね。アメリカの医療費はとても高いように感じます。将来カナダに移ろうかな。(笑)僕はカナダに関しては全然無知なので、これからも情報どしどしお願いします!また、来ます。それでは、また!